アリーナ・マリア・フリスク
Alina Maria Frieske
PROFILE
1994 –
ドイツ生まれ。オランダでビジュアルコミュニケーションを学んだのちにローザンヌ美術大学で博士号を取得。代表作の「Abglanz」を含む、一見絵画のような静物やポートレイト作品の制作プロセスは、画家のそれと似ている。まず、白い紙に描いた被写体のスケッチをスキャンし、その上にSNSで見つけた複数の写真の切り抜きを絵の具のように重ねていく。写真を選ぶ基準は、投稿者の暮らしが垣間見え、それらに共通点が感じられること。ある程度形が出来上がってきたら印刷し、さらに複写してレイヤーを加える工程を何度も繰り返しながら最終的なイメージを作り上げる。オンライン上にあふれるイメージの価値や視覚情報を問い直しながら複数の画像を融合し、本来持っていた意味を塗り替えることで視覚表現の新たな可能性を拡張している。
※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
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