Martin-Gropius-Bau
歴史の現場を伝える場所
ポツダム広場の近く、かつてベルリンの壁が立っていた真横、19世紀には工芸芸術館だった場所にマルティン・グロピウス・バウが移転したのは2001年。以来、写真を展示の主眼のひとつとして開催してきた。激動の近現代史を持つこの街自体が、写真の歴史に大きな役割を果たし、また多くの写真家の被写体となってきた。同館で展示が行われた、アンリ・カルティエ=ブレッソン、マーティン・ムンカッチら巨匠の作品にもベルリンはしばしば現れる。「写真展の特徴は、絵画や彫刻の展示に比べて若いビジターが圧倒的に多いことです」とジーヴェルニッヒ館長は語る。街が写真家を刺激して発表の場を与え、さらにそれを観る人が新たに刺激を受ける。ベルリンにいることは、写真史の真っただ中にいること……そんなことを感じさせる場所だ。
住所 | Niederkirchnerstraße 7, 10963 Berlin, Germany |
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電話番号 | +49(0)-30-254-860 |
営業情報 | 11:00~19:00 |
休廊日 | 火曜 |
公式サイト | https://www.berlinerfestspiele.de/en/aktuell/festivals/gropiusbau/aktuell_gropius_bau/start.php |
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※過去に雑誌IMA、IMA ONLINEに掲載された内容をもとにしています。
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