デヴィッド・リンチから川内倫子まで、
アーティスト187名が写真作品を提供、チャリティープリントセール「Pictures For Elmhurst」

クイーンズのエルムハースト病院を、写真を通じてサポートしようというプロジェクトが発足。

17 April 2020

Share

Drew Jarrett

Drew Jarrett

「Pictures for Elmhurst」は4月16日(木)に参加アーティスト第2弾を発表。 ニューヨーカーに限らず、世界中から新たに89名の作家が加わった。デヴィッド・リンチやマーティン・パー、トーマス・デマンド、リネケ・ダイクストラらに加え、『IMA』でもおなじみのアレック・ソスやスティーブン・ギル、川内倫子も含む豪華な写真家たちの名前が連なる。

世界中が新型コロナウイルスに惑わされている中、多大な影響を受けている都市のひとつ、ニューヨークで、クイーンズのエルムハースト病院を、写真を通じてサポートしようというプロジェクトが発足された。エルムハーストという区域はもとも市内でも低所得者が多く、初期診断もままならない。医療従事者が疲弊していく中、備品も足りず、いまでは感染患者で溢れかえりパンク状態に陥っている。

そこで、7人のニューヨーカーが「Pictures For Elmhurst」という企画を今月10日(金)にローンチ。これまでに合計187名の写真家やアーティストらが自身の作品を提供し、4月20日(月)までの期間限定でプリンセールを行なっている。ペトラ・コリンズ、タイラー・ミッチェルやチャド・ムーアなどの若手写真家から、ポール・グラハム、ジャック・ピアソン、マーク・ボスウィックなど世代を超えて、さざまな作家の作品が集まっており、1枚150ドルという買い求めやすい値段で販売されている。オープン・エディション、サインなし、8.5×11インチのプリントはブルックリンのプリンターが制作し、新型コロナウイルスが落ち着いたころに随時発送されるそうだ。プリント費の15ドル以外、利益全てが病院へと寄付され、新型コロナウイルス治療に必要とされる人工呼吸器やマスクなどの備品の購入に当てられる。そのほかに、直接寄付できる窓口もサイト上に設けられている。

アートを用いてどうこの状況に対抗し、危機に直面している人々を手助けできるのか。多様な人々がともに住むニューヨークらしいともいえるプロジェクトだ。今月20日(月)までの10日間という短い期間だが、これを機に部屋を彩る一枚を買ってみるのもいいかもしれない。

タイトル

「Pictures For Elmhurst」

会期

~2020年4月20日(月)

URL

https://www.picturesforelmhurst.com/(英語サイトのみ)

Chad Moore

Paul Graham

Shaniqwa Jarvis