西川よしえ「もののあわれ」展、
人形のポートレートをプラチナプリントで

モノの変わりゆくさまを洞察し、未完で永続性のない不完全な美を追求する作品群。

27 March 2018

AREA

京都府

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Yoshie Nishikawa, 太鼓を敲く男 2016

Yoshie Nishikawa, 太鼓を敲く男 2016

イタリアを拠点に活動する西川よしえの個展「もののあわれ」が、47日(土)から京都ホテルオークラで開催。本作ではモノの変わりゆくさまを洞察し、未完で永続性のない不完全な美を追求する。

モチーフとなるのは、85歳を迎える彼女の母の、結婚当時からいまに至るまで、日常の時間の中で増えていった25体の人形たち。彼らは50年、それ以上の歳月を母の存在とともに生きてきた。

人形たちのポートレイトを撮り始めたのは、人形たちの処分が決まったことがきっかけ。これらのモノクローム写真は古典的手法プラチナプリントで再現され、重苦しく静かな孤独にあっても一瞬の存在の価値に喜びを表し、観ているものにさわやかなメランコリーをもたらすだろう。

また本展では、2016年に撮影したシリーズに加え、新たに2018 年より撮影された人形の作品も展示。それらは皆、美への感謝の念と同時に、変化し続ける世の中で忘れ去られてゆく虚しさ儚さを表している。

タイトル

「もののあわれ」

会期

2018年4月7日(土)〜5月20日(日)

会場

京都ホテルオークラ(京都府)