戦後の日本写真史に燦然と輝く中平卓馬の作品展「氾濫」が8月17日(金)から大阪・gallery 176で開催される。
「氾濫」は、1974年に開催された「15人の写真家」展のために中平が制作・出品した、48点のカラー写真からなる横方向6メートル、縦方向1.6メートルにおよぶインスタレーション作品。壁を這う蔦、路上のマンホール、大型トラックのタイヤ、地下鉄内など、写真家が日々遭遇し捕獲した都市の断片、それらは情報と商品、そして事物が氾濫する都市空間の無気味な裂け目にもとらえることができる。
本展では、同名写真集の刊行に合わせ、分解した写真集を貼り合わせることでギャラリー壁面にインスタレーションを再構成。制作から40年以上を経たいま、中平の写真的思考と実践を改めて読み解く一端となるだろう。
タイトル | 「氾濫」 |
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会期 | 2018年8月17日(金)~8月28日(火) |
会場 | gallery 176(大阪府) |
時間 | 13:00~19:00 |
休館日 | 8月22日(水)、23日(木) |
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