日本とアメリカ、ふたつの国にまたがる自身のアイデンティティを踏まえさまざまな作品を制作、発表しているオサム・ジェームス・中川の作品展「Eclipse : 蝕」が東麻布・PGIで10月31日(水)から開催される。
本作は、トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」というスローガンを皮切りに、社会にネガティブで差別的な発言が蔓延したことがきっかけとなり制作したシリーズ。選挙キャンペーンによって、ふたつに分断されたアメリカを目の当たりにし、対極の価値観の真ん中、中川自身の視座でもある分断の「間」を視覚化する試みとなった。
高いシャープネスと豊かな階調を表現できるピエゾグラフィーでプリントを制作した中川。昼と夜、ポジティブとネガティブ、そして現在と未来を混乱させる作品は、一見しただけでは白黒つけがたいディストピアの世界。本展では、ポジとネガの判別がつかない不思議な視覚体験を見る人に与えるピエゾグラフィープリント約20点が展示される。
タイトル | 「Eclipse : 蝕」 |
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会期 | 2018年10月31日(水)~12月22日(土) |
会場 | PGI(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(土曜は18:00まで) |
休館日 | 日曜・祝日 |
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