吉田亮人「THE ABSENCE OF TWO」展、
普及版刊行の記念写真展として開催

23歳で自死した従兄弟と、88歳で他界した祖母の「存在」の記録。

08 November 2018

AREA

東京都

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THE ABSENCE OF TWO

吉田亮人の写真集『The Absence of Two』普及版(青幻舎)刊行の記念写真展が東向島・Reminders Photography Strongholdで12月8日(土)から開催される。

『The Absence of Two』は吉田の祖母と、従兄弟の大輝の暮らしを撮影した作品集。大輝が幼少期より同じ家、同じ部屋で寝食をともにし、成長後も祖母と離れることなく、二人暮らしを続けた二人。吉田はそんな二人が紡ぐ小さな日常を家族として、写真家として描写し続けた。

このストーリーは、遠くない将来に訪れるであろう祖母の死をもって終わりを迎えるはずだった。

しかし、吉田の予想は意外な形で裏切られた。2014年2月末、突然行方不明となった大輝。約一年後、帰らぬ姿となった大輝が森の中で見つかったという。そのあとを追うかのようにその翌年の2016年、祖母も88歳で他界した。最後に残されたのはお互いがお互いを必要しながら、支え合い、労わりながら生きてきた二人の幾葉もの写真たちだった。吉田はこれらの写真をまとめることで天国の二人と再び対話することを試みる。

本展では、2017年8月に行われた展示とは趣旨を変え、吉田自身がオリジナル写真集をベースにどのように青幻舎と普及版制作を進めていったのか、普段目にすることのないテストプリントや試作品、ダミーブック、資料などをもとに紹介。なお現在、RPS特典付き写真集の予約受付を行っている。また、12月8日(土)には写真集制作の中核を担ったアートディレクター・松本久木と、プリントディレクター・川村佳之を招き、関連トーク「写真を読むこと、編むこと」が開催されるほか、12月15日(土)には製本ワークショップが行われる。

タイトル

「THE ABSENCE OF TWO」

会期

2018年12月8日(土)~12月23日(日・祝)

会場

Reminders Photography Stronghold(東京都)

時間

13:00~19:00

URL

http://reminders-project.org/rps/theabsenceoftwo_seigenjp/

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