高橋宗正個展「糸をつむぐ」
記憶と写真が未来に遺される意味を形にする

作者の友人との何気ない会話の記憶から生まれた作品。

23 January 2020

AREA

東京都

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© Munemasa Takahashi, courtesy of PGI

© Munemasa Takahashi, courtesy of PGI

東京を拠点に活動する写真家・高橋宗正の写真展「糸をつむぐ」が2月12日(水)より東麻布・PGIにて開催される。

「糸をつむぐ」は、高橋が友人と交わした何気ない会話の記憶から生まれた作品。8年前に交わした言葉――「水に浮くものを撮ったらいい」「それは具体的にはどんなものを撮ればいいの」「なんとなく思いついただけ」「そのうち撮ってみようかな」――は長いあいだ忘れられていたが、その友人の自死や知人の出産、自身の結婚や子どもをもったことなど、高橋自身の大きな変化を経て再び浮かび上がり、作品に結実した。

本作には、個人と生活、他者、風景、家族、記録など、カメラが写し、写真に残されうる多岐にわたる被写体が登場する。また、8×10インチの大判カメラに撮影の道具が変わったことで被写体との向き合い方や表現にも変化がみられ、被写体を選ぶ作者の視線は、以前よりも写真の持つ記録するという機能が存分に意識され、被写体は丁寧に作者に見つめられている。時間とともに忘却と追憶を繰り返しながら繋がっていく記憶、そして写真が未来に残されていくことの普遍的な意味を形にしようとする試みだ。

タイトル

「糸をつむぐ」

会期

2020年2月12日(水)〜3月23日(月)

会場

PGI(東京都)

時間

11:00 〜19:00(土曜は11:00〜18:00)

定休日

日曜、祝日

URL

https://www.pgi.ac/exhibitions/5508/

© Munemasa Takahashi, courtesy of PGI

© Munemasa Takahashi, courtesy of PGI

© Munemasa Takahashi, courtesy of PGI