今井壽惠写真展「今井壽惠の世界」が、2021年1月31日(日)までコミュニケーションギャラリーふげん社にて開催中。
本展は二部構成で開催され、第一部となる初期前衛作品「魂の詩1956-1974」は今月27日(日)まで、第二部「生命(いのち)の輝き-名馬を追って」は来年1月7日(木)〜1月31日(日)まで開催。第一部では、鮮烈なデビュー作「白昼夢」(1956)をはじめ、受賞作「ロバと王様とわたし」「オフェリアその後」や、詩的な作品から馬作品への移行時期に撮影された「ENERGY」など作家の内面から作り上げられた純粋な感性の表現である24点を展示。また第二部では、今井を魅了した名競走馬たちを格調高くとらえた「名馬の肖像」シリーズと、光あふれる牧場をのびのびとかける馬を詩情豊かにとらえた「ガラス絵の牧場」シリーズから31点が展示される。
写真を通じて文学や詩の世界に戯れた初期の実験的な表現、また、生死の境を彷徨った交通事故以降、「生命の証」を求めてライフワークとなった馬の生命力溢れる瑞々しい作品は、いずれも試作をし続けるエネルギーと絶え間ない好奇心を感じさせる。なお会期中12月19日(土)には、写真評論家・飯沢耕太郎を講師に迎え、レクチャー「幻想と現実の狭間で―1950〜60年代の女性写真家」を開催。今井と同時代に活躍した岡上淑子、山沢栄子、常盤とよ子、清宮由美子の仕事を概観するとともに、今井作品の魅力を解き明かす。予約・詳細はギャラリーサイトをチェック。
タイトル | 「今井壽惠の世界」 |
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会期 | 2020年12月3日(木)〜2021年1月31日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~19:00(土日、12月25日は〜18:00まで) |
休館日 | 月曜 |
URL |
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