15 January 2021

矛盾した関係性を俯瞰する取り組み、
小松浩子「自己中毒啓発」展

15 January 2021

AREA

東京都

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自己中毒啓発

岡田翔キュレーション「error CS0246」Vol.1 − 小松浩子個展「自己中毒啓発」が、1月19日(火)まで高田馬場・Alt_Mediumにて開催中。

小松は、写真において見過ごされてきた「物質性」を表現媒体として用いる制作を行ってきた。壁のみならず床など展示空間全体を覆い尽くす小松の作品は、作品鑑賞における移動に伴い、床全面に敷き詰められた作品を否応なしに踏むという事態を生じさせる。このような体験は、写真の物質性と共に美術の展覧会において見過ごされてきた作品の「展示」と「保存・保護」といった矛盾した関係性を顕にした。

本展では、基本的に展示空間への入室を禁じて、展示場所の窓から作品を鑑賞するという発表形式を取っている。窓からは、出展作品である積み重なったロール紙が時間の経過とともに歪み、形を変えていくという変化を見ることができる。今回の取り組みは「展示」と「保存・保護」といった矛盾した関係性を俯瞰する取り組みとなる。

タイトル

岡田翔キュレーション「error CS0246」Vol.1 − 小松浩子個展「自己中毒啓発」

会期

2021年1月7日(木)〜1月19日(火)

会場

Alt_Medium(東京都)

時間

12:00~20:00(最終日17:00まで)

休廊日

水曜

URL

http://s.imaonline.jp/2N1HSb7

備考

新型コロナウイルス感染症予防対策として基本的に入場不可。入場を希望する場合は事前予約制となり入場料(作品修繕費)3,000円がかかる。詳細はギャラリーサイト参照。

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

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