15 May 2026

人の心は、どこまで写真に写るのか?広谷勇樹開催

15 May 2026

Share

6

東京・飯田橋のHAKKOギャラリーにて、写真家・広谷勇樹による個展「半分は、全と他(仮)」が5月16日から開催される。本展では、「半分」「二面性」「表裏」「矛盾」といった概念を軸に、人間の心に潜む規則性と不規則性を写真によって探る。

広谷は、「狭間」に存在する偶然と必然の交差点を捉える写真家として注目を集めてきた。2025年にはニコンプラザ東京・大阪 THE GALLERYで個展を開催し、都市や人物の断片に宿る曖昧な感覚を掬い上げる視線によって高い評価を得ている。

本展の背景には、作家自身が過去の職業を通じて5000人以上の人生と向き合ってきた経験があるという。広谷はその中で、人の心が決して単一ではなく、相反する感情や矛盾を内包した存在であることを強く意識するようになった。写真に写されるイメージもまた、明快な意味へ収束することなく、複数の感情や視点が交差する“不安定な状態”として提示される。

タイトルに含まれる「半分」という言葉は、未完成さや分断を示すだけではない。むしろ、それぞれ異なる要素が循環し、ひとつの全体を形成していくプロセスを示唆している。作品群では、光と影、近さと遠さ、静けさと不穏さといった対立する感覚が同時に存在し、鑑賞者はその揺らぎの中に身を置くことになるだろう。

会期中には、漫画家・芸人の矢部太郎(5月16日15時、無料)、写真家の長田果純(5月23日15時、無料)をゲストに迎えたトークイベントも開催される。異なる表現領域の実践者との対話を通じて、「他者を見つめること」と「表現すること」の関係が多角的に掘り下げられるだろう。

タイトル

広谷勇樹 写真展「半分は、全と他(仮)」

場所

HAKKOギャラリー(東京都新宿区新小川町8-26 八紘美術本社5F)

会期

5月16日(土)~31日(日)

時間

11:00~19:00(土日10:00~18:00)

休み

無し

料金

無し

URL

https://hakko-bijutsu.co.jp/ 

Share

Share

SNS