KYOTOGRAPHIEはエースホテル京都で
アートなステイを

18 August 2020

AREA

京都府

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KYOTOGRAPHIEはエースホテル京都でアートなステイを

杉本博司展開催中の京都市京セラ美術館オープンや毎年のKYOTOGRAPHIE などアートの話題が事欠かない京都。定期的に赴きたいエリアだ。アマンやパークハイアットなど外資系人気ホテルが進出する昨今、また話題のホテルが開業した。米・シアトル発のカルチャー香るホテル、エースホテルのアジア進出初店舗が烏丸御池駅直結の新スポット・新風館内にオープンしたのだ。

新風館は、旧京都中央電話局を改築した複合商業施設。1926年竣工のレンガ作りの建物を建築家・隈研吾が改築し、エースホテルの他映画館アップリンクやセレクトショップの1LDK、ビームス、ファッションブランド・キツネ、飲食店などをそろえ、6月に新規開業した注目施設だ。

エースホテルは、「友人のミュージシャン達がツアー中に滞在できる場所」という創業者アレックス・カルダーウッドの思いのもと1999年に創業。シアトル、ニューヨークなど全米8箇所、ロンドンにも進出している。地元アーティストや職人と施設を作り上げることから、その土地土地のカルチャーが匂い立つ。

エースホテルといえば賑わうロビー

24時間オープンの1階ロビー。天井は隈研吾建築らしい木組み。左手長テーブルにはコンセントが並ぶ。奥は日本初出店となるスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(朝7時オープン)。エントランス上に掛かるタペストリーは柚木沙弥郎によるもの。

24時間オープンの1階ロビー。天井は隈研吾建築らしい木組み。左手長テーブルにはコンセントが並ぶ。奥は日本初出店となるスタンプタウン・コーヒー・ロースターズ(朝7時オープン)。エントランス上に掛かるタペストリーは柚木沙弥郎によるもの。

エースホテル京都でもそのDNAを受け継ぎ、コンセプトはEast Meets West。内装デザイン監修はいくつかのエースホテルを手掛けているコミューンデザインが担当した。またディテールにも東西が入り混じり、日本とアメリカ西海岸両方のアーティストの作品や職人によるクラフト、地域の素材が館内随所に散りばめられている。全体を彩るタイポグラフィーは染色家の柚木沙弥郎がデザイン。手描きのような温もりあるデザインは旅情を盛り上げる。また、日本列島を図案化したようなタペストリーなどもそこここに見られる。

柚木によるホテルロゴに導かれ正面玄関から入館すると、象徴的なロビーが迎えてくれる。各地のエースホテルと同じく、ロビーは万人に開放されたスペースで24時間、誰でも自由に寛げるオープンなスペースになっている。電源やWi-Fiも整備されているので、近隣住民やワーカーで賑わうことだろう。

エレベーターへのアプローチに下がる布のアートワーク。エレベーターホール奥に見えるのはファッションブランド、ヒステリックグラマーのデザイナー北村信彦による大日如来モチーフのネオンアート。

1階ロビー階段下のギャラリースペース。定期的に展示が入れ替わる。

たとえ宿泊しておらずとも、ロビーに併設するカフェ、スタンプタウン・コーヒー・ロースターズの一杯を飲みながら休憩するのもおすすめだ。ソファでゆったりしつつ、ロビー随所のアートに目を凝らそう。定期的に更新されるギャラリーや、鹿児島の知的障害者支援施設しょうぶ学園によるファブリックアート、アーティスト浜名一憲による壺などを楽しめる。人に、地域に開かれたこのロビーこそエースホテルを象徴するスペースだ。

おこもりステイしたくなる部屋と食

客室によってターンテーブルが置かれる。

新棟に位置するスタンダードツイン。ベッド上のタペストリーも柚木によるもの。カーテンやランプシェードはミナ ペルホネン。

旅の時間を多く過ごす部屋。エースホテルではスタンダード30平米からとゆったりくつろげる広さだ。音楽のルーツを持つホテルのため、客室によりターンテーブルを設置。数枚のレコードも用意され、実際に聞くことが可能だ。一部の部屋にはギターもあるので心得のある人はつま弾いてみてはいかがだろう。レターセットには五線譜の便箋があるのでぜひ使いたい。メールやチャットツールがメインとなった現代でもあえて旅先から筆を認めるのは思い出に残るというもの。

78平米のエーススイート。旧棟に位置するため出窓が趣深い。

60平米の和室・たたみスイート。ベッドではなく布団が敷かれる。天井にはアーティスト清原遥による雲をイメージした照明が漂う。

旧棟に位置するヒストリックルーム、スイートルームは高い天井で開放感に溢れているので予算が合えば積極的に検討したいところだ。出窓があるなど、大正時代から立つ旧京都中央電話局の歴史を感じさせる。

各部屋のアートワークは柚木、カーテンやランプシェードなどの一部ファブリック回りはファッションブランドのミナ ペルホネン、湯飲みは陶芸家の額賀章夫など、細かい点もクリエイターがかかわる。歯ブラシは竹製、裏毛が気持ち良いルーム羽織りなどアメニティも気持ち良いものばかりなので部屋にこもるのも良いかもしれない。

2階に入るピオピコ。テキーラ、メスカルベースのカクテルが供される。

代表するディッシュはタコス。青とうもろこしを用いたトルティーヤは滑らかな食感。手前がフライドホワイトフィッシュ、奥がカリフラワー。梅干を用いるなど新感覚。

シグネチャーカクテルのピオピコ・マルガリータ。テキーラ、アガヴェ、ライム、ラベンダーを用いたメキシコな1杯。

食も楽しめ、ロビーのスタンプタウンに加え、バー&タコスラウンジのピオピコ、アメリカ風イタリアンのミスター・モーリスズ・イタリアンがあるのでおこもりステイも充実するだろう。

ピオピコは様々なカクテルを昼から楽しめ、モダンなタコスは試してみることをおススメする。イタリアンは朝から夜まで営業し、ルーフトップスペースで朝食を取り気持ちの良い一日のスタートを切ることができる。新風館の中庭を望みつつ舌鼓を打とう。

ミスター・モーリスズ・イタリアンのスペシャリテはピザ。

グリーンが生いしげ、気持ち良い新風館中庭。

IMAの読者におススメしたいのが、お馴染みのKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭。今年はコロナのために、開催が春から秋に変更になり、9月19日(土)から始まる。滞在先候補としてはもちろん、写真展巡りの休憩にもぜひ立ち寄りたい。ラグジュアリーホテル並みの客室にカジュアルでフレンドリーなサービス、そしてクリエイティヴなデザイン。京都の滞在を豊かにしてくれること間違いなしのホテルだ。2020年後半、3店舗目のレストランがオープンして晴れてグランドオープンを予定している。

海外からの観光客がいない京都。幸か不幸かさほどの混雑を見せていない。Go To キャンペーンも始まっている。ここはぜひ内需を喚起し、アートに歴史に、文化燻らせる京都トリップはいかがだろうか?そうだ京都、行こう!

店名

「エースホテル京都」

住所

京都府京都市中京区車屋町245-2 新風館内

時間

チェックイン:15:00/アウト:12:00

URL

https://www.acehotel.com/kyoto/