2011年のオープン以来、数々の現代アートを紹介してきたルイ・ヴィトンのアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン」。東京・表参道に続く日本で2廊目となるエスパス ルイ・ヴィトン大阪が、同ブランドのメゾン 大阪御堂筋の5階に開廊した。東西アートシーンの注目スポットとなること間違いなしだ。
ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋ファサード。© Stéphane Muratet
ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋は2020年2月にオープンした、関西のランドマーク。建築家・青木淳がデザインしたファサードは、かつて海の街だった大阪を彷彿とさせる菱垣廻船からインスパイアされたもので、帆のような造形が連なり、店舗デザインからもアートを感じさせる躍動感あふれるフラッグシップストアだ。
その5階に誕生した関西初のエスパス ルイ・ヴィトン大阪は、重要な20世紀作品と現代アートを紹介する同ブランド運営の機関「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の所蔵作品を展示する「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの一環。東京、パリ、ミュンヘン、北京など世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンと共にフォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品により多くの人々が触れられる機会を提供する。
「Joan Mitchell / Carl Andre - Fragments of a Landscape(ある風景の断片)」展展示風景、エスパス ルイ・ヴィトン大阪、2021年。Photo credits: © Keizo Kioku/Louis Vuitton
開廊を飾るのは、「Joan Mitchell / Carl Andre – Fragments of a Landscape(ある風景の断片)」展。1950年代に画家としての活動をスタートさせ、第二次大戦後の抽象表現主義の旗手となったジョアン・ミッチェルと、1970年代初めにミニマルアート運動を牽引した彫刻家カール・アンドレのアメリカを代表する二人のアーティストを紹介する。抽象絵画とミニマルスカルプチャーの共演による躍動と静謐が混在する空間が訪れる者を迎える。
鑑賞を楽しんだ後は、ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋で過ごそう。ルイ・ヴィトンのフルラインナップアイテムが揃うのはもちろん、ルイ・ヴィトン初のカフェ「LE CAFE V(ル・カフェ・ヴィー)」及び、須賀洋介シェフの人気レストラン「SUGALABO V(スガラボ・ヴィー)」(紹介制)を併設しているので、美術鑑賞、ショッピングの休憩がてら美食を楽しみたい。
タイトル | 「Joan Mitchell / Carl Andre – Fragments of a Landscape(ある風景の断片)」 |
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会期 | 2021年2月10日(水)~7月4日(日) |
会場 | エスパス ルイ・ヴィトン大阪(大阪府) |
時間 | 12:00~20:00(会場内混雑防止のため入場制限の場合あり) |
休館日 | ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋に準ずる |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。