海を通して見る複雑な国際社会とモダニズム、
アラン・セクーラ『FISH STORY』

アメリカ人フォトグラファーの作品集がMACKより刊行。

13 September 2018

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FISH STORY

アメリカ人フォトグラファー、アラン・セクーラの作品集『FISH STORY』がMACKから刊行された。

1989年から1995年と6年をかけて完成した本書は、セクーラが作家人生をかけた現代の「批評的リアリズム」の追求がその最も複雑な表現に到達するところを体現している。伝統的なドキュメンタリー写真について批評的な立場をとりながら、本書は写真表象におけるリアリストのモデルを再構築している。

また本書は、国際世界における重要な空間である「海」について探求している。貨物船の動きと世界産業経済の国際化の成長、このふたつの視点が交わること、そして同時に実際の港湾部における社会空間へのその影響が本書では描かれる。このような測り得ない複雑性とグローバルな視点に、あるいは1980年代終わりから1990年代初頭にかけてのポストモダニズムの理論や実践における主要な風潮に向けた断固たる挑戦に本書のエネルギーは向けられている。

タイトル

『FISH STORY』

出版社

MACK

価格

6,000円+tax

発行年

2018年

仕様

ソフトカバー/220mm×280mm/296ページ

URL

https://ja.twelve-books.com/collections/all/products/fish-story-by-allan-sekula

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