ラブドールと暮らす男の「目覚めない美しい夢」に寄り添う、苅部太郎『Saori』

世界から注目を集める写真集が限定50部で刊行。

29 October 2019

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Saori

「他者の実存のリアリティ」を媒介する写真の可能性を拡張する苅部太郎3冊目の作品集『Saori』が限定50部で刊行された。

ラブドールと暮らす日本人男性のこのドキュメンタリーシリーズは2016年から2017年にかけて撮影され、The New York Timesなど国内外のメディアで特集されたほか、PDN Photo Annual 2017(米)を受賞。ヘッドオン・フォトフェスティバルなど国内外で展示、また10月5日(土)~6日(日)に京都で開催された「PABF WEST 2019」でローンチされた。

人形を理想的な人間として扱うひとりの男性の「目覚めない美しい夢」に静かに寄り添う写真と、男性の日記の言葉が編み上げられた、人間性を問う1冊。印刷以外全て手作業で製本された本書は、巻末に都築響一の解説文が収録されている。

なお、11月20日(水)~12月1日(金)まで吉祥寺・OLD/NEW SELECTBOOKSHOP 百年で同名写真展も開催。

タイトル

『Saori』

出版社

私家版

価格

7,000円+tax

出版年

2019年

仕様

B5/32ページ

URL

https://www.tarokaribe.com/books