長島有里枝写真集『SELF-PORTRAITS』が、Dashwood Booksより刊行。
2017年の東京都写真美術館での個展「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々」で展示された新作のひとつに、1992年にバックパッカーとして旅をしていた学生時代のモノクロ作品から始まり親となってからも撮り続けられた24年分・約700点のセルフポートレイトのスライドショーが流された。本作はそこから作家本人が選び抜いたものを集めた一作。
世相や経験、環境の変化に伴い主題や表現方法も変化していく中で、作者と主題、両方の役割を自分で果たすセルフポートレイトは、フェミズムの文脈において「長らく育まれてきた、写真表現における性別役割分担への抵抗を象徴」している。
>関連トークイベント「長島有里枝×カナイフユキ『Personal is political ―わからない“わたし”を探す表現』」
タイトル | 『Self-portraits』 |
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出版社 | |
出版年 | 2020年 |
価格 | 4,000円+tax |
仕様 | ソフトカバー/184mm×120mm/174ページ |
URL | https://www.twelve-books.com/products/self-portraits-by-yurie-nagashima |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。