生きることの不安や可能性と哲学的に向き合うナンナ・ハンニネンの作品集『NOW IS NOW』

07 January 2021

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NOW IS NOW

フィンランド人写真家、ナンナ・ハンニネンの作品集『NOW IS NOW』。2020年にゴスタ・セルラキウス博物館(フィンランド)で開催された回顧展「How about the Future?」に伴って刊行されたもの。

ハンニネンは社会における個人の体験を描き出すことによって、不安定さや他者性、気候変動などのテーマに光を当ててきた。コントロールしたいという欲求とその不可能性、そしていまの時代に生きるわれわれの誰もが避けて通ることのできない気候変動とそれがもたらす選択肢という現代の緊急の課題に向き合っている。本書に収録された作品群は、さまざまな感情がうごめく混沌の中で感じる不安、実存的な脅威、その中で生き延びていくことを表現している。

ゴスタ・セルラキウス博物館のヘッドキュレーター、ローラ・クールネと、作家であり哲学者のツォーマス・ネヴァンリンナによるテキストにハンニネンのイメージが織りなすこのシリーズは、いまこの瞬間に加え、時間そのものとその相対性が持つ重要性を探求している。

タイトル

『NOW IS NOW』

出版社

Kodoji Press

出版年

2020年

価格

3,300円+tax

仕様

ハードカバー/115mm×148mm/160ページ

URL

https://www.twelve-books.com/products/now-is-now-by-nanna-hanninen