アート写真ってなんだかちょっと難しいでしょ?『IMA』vol.9では、そんな子どもたちのために写真の学校をオープンしました。実はアート写真には、日常が豊かになるような身近なヒントがたくさん隠れています。大人も一緒に学べる特別授業となりました。ここでは「子どものための写真学校」より一部のコンテンツをご紹介します。まず最初のLesson 1は、うつゆみこによるワークショップ。行きたい国や好きな場所の写真を背景に、食べものやおもちゃなど家にあるものを使って、写真を“作る”遊びをしませんか?子どもと過ごすステイホーム時間に、ぜひ試してみてください!
IMA=文
石渡朋=写真
Lesson 1 うつゆみこさんに学んでみよう
写真家といっても目の前にあるものを撮るだけじゃなく、 一から自分で創作した世界を撮る人もいるよ。 思わず笑ってしまうような、うつゆみこ写真劇場のはじまりはじまり。
写真家のうつゆみこさんは、いろいろなモノを並べながら独特の世界を作って写真を撮っているんだ。イカやタコ、虫などの触覚的モチーフから、 野菜などの食べ物まで、背景と組み合わせて生まれるユーモラスな“うつワールド”は変幻自在。うつさんはいつもどんなふうに作品を作っている のかな?本人のコメントとともに送る制作過程と、IMA CONCEPT STOREでの親子で楽しむワークショップに密着してみたよ。
1. まずは写真集を見ながらうつ先生の作品を知ろう。
How to make...
うつゆみこ作品(1)
うつゆみこ作品(2)
Let's Start!
制作が始まるやいなや、一心不乱に作りつづける子どもたちと、子どもたちに負けず真剣な大人たち。このワークショップには正解や終わりなどの決めごとはない。好きなように作っていけばいいだけ。だからこそ簡単でもあり、完成を決めるのが難しい作業でもあるんだ。できあがった作品はどれも個性的で、子どもたちの感性が豊かに表れている。
うつゆみこ|Yumiko Utsu
1978年、東京生まれ。2006年第26回「ひとつぼ展」グランプリを受賞。G/P gallery(東京)、Saatch Gallery(ロンドン)など国内外での個展およびグループ展、フォトフェスティバル、ビエンナーレなどに参加。2009年に初写真集『はこぶねのそと』を発売。
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。