年末年始、家でゆっくりする時に長文のインタヴューはいかが?IMA ONLINEで過去取材した写真家、写真フリークたちの珠玉のインタヴュー記事をまとめました。いま読むと新たな発見があるかも!?
平林奈緒美がおすすめする写真集3選
私物の写真集のなかから3冊を選書してもらい、設定したテーマやセレクトした1冊ごとの魅力について本人に話を聞く連載企画「My Favorite Photobooks」でアートディレクター/グラフィックデザイナーの平林奈緒美を取材。自らを「時間貧乏」と称す平林は、多忙な中で、仕事以外に写真集を見ながら感慨に浸るようなことは皆無。それでも何度も見てしまう写真集は、普段は立ち入ることのできない施設や場所を写したものという。
【動画】挑発する造本家・町口覚の独白Vol.1 蜷川実花(前編)
ブックデザインの極意を知るべく「挑発する造本家・町口覚の独白」と題して、IMAが連載動画でロングインタヴューを試みるシリーズを始動。第一弾のテーマは蜷川実花について。2021年の夏、オリンピックバラリンピックを間近に控えた青山の仕事場で、蜷川作品と向き合ってきた過去10年余りを振り返ってもらった。
ヌードと痛みを撮り続ける野村佐紀子の新刊『春の運命』
2020年11月に発刊された野村佐紀子の新写真集『春の運命』は、その判型から目を引く。装丁デザインを手掛けたのはアートディレクターの町口覚。細く、縦長のそれは写真集というより経本のようだ。今回の被写体の中にはすでに亡くなった人もいるという。ダークなトーンで撮る一葉、陰翳溢れる男性のヌードで写真界を牽引してきた野村。暗く官能的な新刊について聞いた時間は、野村の写真美学にまでおよんだ。
落合陽一が創る見る、嗅ぐ、食べるクラシック音楽会とは?写真展と合わせ8月11日(水)開催
落合陽一は日本フィルハーモニー交響楽団と聴覚だけではない演奏会を2018年から企画。奏者の演奏に身を委ねる通常のクラシック演奏会ではなく、聴衆も能動的な所作を必要とするこのシリーズは、五感を取り入れ新しい音楽体験を追究する。5回目となる今年は、落合撮影の写真展「オーケストラと質量」も同時開催。詳細はいかに?落合に聞いた。
AMBUSH® YOONインタヴュー、私が写真とライカに惹かれる理由
AMBUSH®のデザイナーでディオールのメンズアクセサリーデザイナーも務めるYOONが選んだ写真集は、リアルライフの無作為でマジカルな一瞬をそれぞれに異なるアプローチで切り取ってきたアーティストたちの作品集。こうした作品に惹かれるのは、作為に満ちたファッション業界に属する者の反動なのか。それとも……?自身も多数のカメラを所有し、日々それらを手に街を歩く彼女に、写真の魅力から、写真を撮るという行為の背景にある想いを聞いた