誰もが応募できるオンラインの写真コンテスト「IMA next」第26弾のテーマ「WOMAN」のグランプリ受賞者が発表された。
IMAプロジェクトが主宰する「IMA next」は、2019年に発足した誰もが応募できるグローバルなオンライン写真コンテスト。毎月国内外の多彩なゲストを審査員に迎え、月ごとにひとつのテーマを掲げ、応募の中から優れた作品を選出し、プラットフォームとして新たな才能の発掘を目的としている。
第26弾テーマ「WOMAN」のグランプリは、成瀬凜の作品「鏡の凜」。本作は、“鏡に映る自分を撮影する”というコンセプトの作品である。さまざまなシチュエーションで、異なる鏡を駆使して撮影された不可思議で自分しかいない新しい世界を作り上げた。審査員を務めたのは、独特で鮮やかな色彩を武器に、写真のみならず、映画監督としても唯一無二の世界を表現し続ける写真家・蜷川実花。今回の選評として下記のように述べている。
“写真としての完成度、センスのよさ、彼女の持つキャラクターに惹かれ、グランプリに決めさせていただきました。10代の女性が持つ、ある種の無敵感が写真に出ていて、見ていて楽しかったです。これからどんな作品を撮るのか、どんな風に大人になっていくのか楽しみです。たくさんの壁にぶつかることがあると思うのだけど、軽やかに蹴り破りながら撮り続けてほしい。デビューすることよりもやり続けることのほうが、はるかに難しいので。今後もたくさんの作品を生み出してくれることを期待します。”
なお、ショートリストには山下ちはる、韓承、ショウ・ウンキン、深田詩織、川野莉里花、まなん ばしゃ、やまもとひさよ、ドュ・シュアイの8名の作品が選ばれた。公式サイトにはショートリストの選評と受賞作品がそれぞれ掲載されている。
タイトル | |
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審査員 | |
グランプリ | 成瀬凜「鏡の凜」 |
ショートリスト | 山下ちはる「記憶のキロク~結婚が破談になり~」 |
URL |
▼グランプリ
成瀬凜「鏡の凜」
“鏡に映る自分を撮影する”というコンセプトの写真を撮り続けています。街中に2メートルもの巨大鏡を運んで撮影したり、小さな形状の違う鏡を幾つも配置したりと、様々な シチュエーションで、異なる鏡を駆使して撮影された不可思議で自分しかいない新しい世界。今回のテーマである“woman”まさにこの鏡の世界には私しかwomanは存在しないのです。
成瀬凜|Rin Naruse
美術高校のデザイン科に通い、CMや広告、短編映画やドラマに出演。ファッションモデルとしても活動。