02 June 2026

存在しない感覚の中に現れる場所をつくる余宮飛翔展開催

02 June 2026

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東京・神山町のギャラリー HECTARE にて、写真家・余宮飛翔の個展「Paraiso」が2026年6月6日から6月28日まで開催される。

1990年東京生まれの余宮は、写真を単なる記録媒体としてではなく、素材として扱う。撮影した写真に対し、「切る」「折る」といった物理的な操作を施しながら作品を制作している。

本展では、ファブリックやキャンバスなど複数の素材に写真をプリントし、それらを切り分けて再び貼り合わせることで、一枚のイメージとして再構成した新作を発表する。写真というメディウムを起点としながらも、その表現は絵画やコラージュ、さらには彫刻的な領域へと拡張されている。

余宮が関心を寄せるのは、「見る」という行為のなかに触覚的な感覚を立ち上がらせることだという。作品には、触れられそうでありながら実際には触れることのできない、曖昧な距離感を持った風景が現れる。本展では写真を基軸とした立体作品も展示され、写真・絵画・彫刻の境界を横断する空間体験が提示される。

展覧会タイトルの「Paraiso」は、地理的な場所ではなく感覚のなかに立ち現れる場所を意味する。記憶や身体の奥底に潜む風景が、手作業の痕跡を通じてかすかな手触りとともに浮かび上がる。本展は、デジタル化によって平滑化された現代の視覚体験に対し、イメージへ物理的な介入を行うことで新たな知覚の可能性を探る試みといえるだろう。

タイトル

Paraiso

場所

HECTARE(東京都渋谷区神山町40-2 1F)

会期

6月6日(土)〜28日(日)

時間

13:00~19:00

休み

月・火曜日

料金

無料

URL

https://www.hectaregallery.com/ 

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