2019年は「BAUHAUS (バウハウス)」が設立100周年を迎える記念の年。
バウハウスは1919年に始まり1933年に閉校した、ドイツ、ワイマールに創設され、のちにデッサウを経てベルリンに移転した総合的造形学校。わずか14年間という短い期間ながらも、その革新的な教育システムや芸術と産業を融合させた哲学は、20世紀の現代美術に多大な影響を与えた。その影響力はもちろん、写真にも及んでいる。
ドイツ、デュッセルドルフの文化センターNRWフォーラムでは12月7日から「Bauhaus and Photography – On New Visions in Contemporary Art」展を開催。写真、彫刻、そしてビデオインスタレーションを通して、歴史的ムーブメントといまとの対話の場を設ける。
本展は、1929〜30年に “芸術”写真の重要さを訴えることを目的としてベルリンやチューリッヒで開催された展示会「Film and Photo」を出発点とする。モホリ=ナジ・ラースローを含む前衛写真家らの作品には、産業文化的モチーフの描写や、極端な視点の適用、カメラ無しの写真撮影などさまざまな実験的試みが見られる。
また現代アーティストとしては、ヴィヴィアン・サッセン、ヴォルフガング・ティルマンス、タイヨ・オノラト & ニコ・クレブスをはじめとする写真家らが出展し、バウハウスの新しい見解を提示する。
バウハウスの発明は現代写真の発展にどのような貢献をしたのか。今日のアーティストが1930年代の前衛写真家から継承するものとは何か、その真髄に迫る。
タイトル | 「Bauhaus and Photography – On New Visions in Contemporary Art」 |
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会期 | 2018年12月7日(金)〜2019年3月10日(日) |
会場 | NRWフォーラム(ドイツ) |
URL | https://www.nrw-forum.de/en/exhibitions/bauhaus-und-die-fotografie |
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