リアリズム写真が台頭した1950年代より、フリーのフォトジャーナリストとして活動を始め、東京の街や風物、人々を被写体に撮影を行ってきた平田実の個展「東京慕情/昨日の昭和 1949-1970」が3月9日(土)から六本木、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。
本展では、市井の人々や東京の街、社会の有り様を戦後復興期から高度経済成長期にかけて活写した同名のシリーズより、約26点を展示。
戦後最初の国産カメラと銘打って発売されたリコーフレックスを肩に、1950年代から70年代の東京の街を歩き、シャッターを切った。戦後間もない東京では、進駐軍の靴磨きや路上で立ち売りをする人の姿も見受けられ、平田は社会の現実と向き合いながらも、未来への希望に満ちた街の空気を彼らのたくましく生きる姿に見出し、写真に捉えた。そうして日々変化する街並みと人々の様子を記録した写真は、時代の情緒を色濃く写し取っている。
タイトル | 「東京慕情/昨日の昭和 1949-1970」 |
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会期 | 2019年3月9日(土)~4月27日(土) |
会場 | |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜、祝日 |
URL |
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