amanasalto プラチナプリント作品展
― 田原桂一、クー・ボンチャン、サラ・ムーン ―

IMA galleryでは、「amanasalto プラチナプリント作品展 ― 田原桂一、クー・ボンチャン、サラ・ムーン ―」を開催いたします。

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IN-BETWEEN ©Keiichi Tahara

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このたびIMA gallery では、世界最高レベルのプラチナプリントを企画・制作するamanasaltoによる、田原桂一、クー・ボンチャン、サラ・ムーンの作品展を開催いたします。

時代や技術の変化とともに、撮影機器だけではなく写真印画法においても、古典技法の復活から最新のデジタル技術を用いたものまで、技法が多様化しています。そしてこれらの変化によってさまざまな表現の作品が数多く生み出され、写真の魅力と可能性は日々拡張をつづけています。今回はプラチナプリントという印画法によって新しい表現を生み出した、3人の写真家たちの作品を展示いたします。

より美しく、より繊細に、より深く豊かな写真表現をープラチナプリントとは、1873年にイギリスで発明され、時代を超える耐久性と表現の豊かさを併せ持つことから、世界最高峰と称される写真印画法です。発明当時に制作されたプリントが非常に美しい状態で現存していることから、近年再評価が高まりつつあります。

過去の数多の巨匠たちもその表現の豊かさに魅せられ作品を制作してきました。近代写真の父と呼ばれるアルフレッド・スティーグリッツは、「プラチナプリントの技法は、“あらゆるメディアのプリンス”である。それは最も古く、稀少で、より洗練され、かつモノクロームの写真表現の最も安定したプロセスである。」と評しました。

なぜならプラチナプリントは科学的に安定性の高い金属である白金(プラチナ)を利用して写真を焼き付ける技法であるため優れた保存性を有し、そのプリントは500年以上美しい状態で保たれると実証されています。また色の階調の幅が非常に広く、それは技法最大の魅力となっています。とりわけ漆黒の締まりが素晴らしく、白に至るグレーの調子は無限とされています。その階調の幅広さが色調豊かな滑らかさや細密なディティールといった優雅さを作品にもたらし、多くの写真家たちを現在までも魅了し続けているのです。

amanasaltoでは2012年の設立以来、日本最大級のプラチナプリント工房を擁し、職人の長年の経験と新しいテクノロジーの融合によって、プラチナプリントを次世代のレベルまで引き上げてきました。また今回展示の3人の写真家をはじめとする、世界的アーティストたちとのコラボレーションによって数々の希少価値の高いエディションプリントを企画・制作しており、プリント技術の進化にとどまらず、アートとしての写真の魅力を創り出しています。

タイトル

「amanasalto プラチナプリント作品展 ― 田原桂一、クー・ボンチャン、サラ・ムーン ―」

会期

2019年5月13日(月)~5月25日(土)

会場

IMA gallery(東京都)

時間

11:00~19:00

休廊日

日曜・祝祭日
*5月17日(金)は17時までの営業となります

観覧料

無料

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