中平卓馬の命日である 9月1日(日)に、アップリンク渋谷にて「カメラになった男—写真家 中平卓馬」が上映される。
『カメラになった男—写真家 中平卓馬』は1977年に急性アルコール中毒で昏倒し、記憶と言葉の大部分を失うこととなった写真家・ 中平卓馬に3年間密着して撮影されたドキュメンタリー映画。中平が横浜の自宅周辺で写真撮影をする姿や、沖縄を訪問する様子などを捉えており、劇中には森山大道、東松照明、港千尋、荒木経惟、高良勉らも登場する。
志賀理江子は今年3月に行われた『ヒューマン・スプリング』展の図録で小原監督と対談された際、この映画について「写された光線の中には、世界のすべてが有り、かつ、無いという次元が成立していて、それこそが写真のパラドックスなのだとすら感じました」と語っている。中平ファンはもちろん、まだその作品に触れたことのない人も、一見の価値のある作品となっている。
さらに上映後には監督の小原真史と社会学者の長谷正人を迎えたトークも開催予定。さらに9月26日(木)、9月28日(土)には京都・誠光社でも同作品が上映される。
タイトル | 「肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.6」 |
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日程 | 2019年9月1日(日) |
会場 | アップリンク渋谷(東京都) |
時間 | 20:00〜 |
料金 | 1,800円 |
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