馬喰町に誕生した、会計事務所を併設した新しい形のアートギャラリーKKAG(Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)で、薄井一議「Showa88-95」展が6月30日(土)まで開催されている。
本展では、“別の時空で昭和がまだ続いていたら、どんな世界か”をテーマに発表された 「Showa88 / 昭和88年」(2011年)、そして第41回 木村伊兵衛写真賞にノミネートされた「Showa92」(2015年)、さらに2019年1月にZen Foto Galleryにて発表される新作「Showa96」からも数点織り交ぜ、シリーズを一堂に展示。
“昭和”という時代はノスタルジーではなく、生き抜く力の象徴であったという薄井。現代ではグレーな文化、矛盾の文化がなくなろうとしているが、このグレーな文化こそ、人間らしく愛らしいものなのではないかと語る。
崇高さといかがわしさが共存し、恐怖と滑稽が交錯し、生と死の匂いがする。 その表裏一体に人間らしさを見出した薄井が追い求めた、人間の匂いを感じられる展覧会だ。
タイトル | 「Showa88-95」 |
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会期 | 2018年6月6日(水)~6月30日(土) |
会場 | |
時間 | 15:00~21:00 |
休館日 | 日~火曜日 |
URL |
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