故木村伊兵衛の業績を記念して1975年に創設され、各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象としている「木村伊兵衛写真賞」の第44回受賞者が岩根愛に決定した。対象作は写真集『KIPUKA』および展示「FUKUSHIMA ONDO」。
岩根は1991年に単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。雑誌媒体、音楽関連等の仕事をしながら、世界の特殊なコミュニティーでの取材に取り組み、2006年以降ハワイにおける日系文化に注視し、2013年から福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続けている。2018年には初作品集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓した。
今回の選考の詳細は3月20日(水)発売の『アサヒカメラ 2019年4月号』で紹介。特別別冊付録(36ページ)で作品が掲載されるほか、本人インタヴューや今回の選考過程についても伝えている。授賞式は4月24日(水)に東京・一ツ橋の如水会館で実施。また、受賞作品展が4月23日(火)~5月2日(木)に東京・新宿のニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1で、6月13日(木)~6月19日(水)にはニコンプラザ大阪 THE GALLERYで開催される。なお、今回のノミネート作家はこちら。
タイトル | 第44回「木村伊兵衛写真賞」 |
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