年末年始、依然としておうち時間が増えそうな2020年の冬休み。時間に余裕ができるこの時期、旅や帰省に出掛けられないなら、自宅で豊かに過ごしたい。そんな時間にぴったりな#StayHome記事をはじめ、コロナ禍のいまだからこそ感興そそる記事をピックアップ!写真の多様性に触れてみて。
■#StayHome 自宅でアート写真に触れよう
パンデミックの影響によって、ギャラリーや美術館は休業を余儀なくされ、あらゆるイベントも中止となってしまった。そんな中、オンライン上でさまざまな方法を用いて、気軽にアート写真を閲覧できるプラットフォームを構築する試みが多く見受けられた。ここではオンラインで、アートフォトにふれられるメディアや、新しく誕生したユニークな試み、写真の知識を深める学びの場、さらにはスマホに放置していた写真を使った遊び方などを紹介する。
※自宅でアート写真にふれよう(Instagram編)の、#FoamAtHomeは無料公開期間が終了。
■コロナ禍のいま見たいルイ・ヴィトンの写真集『シティーズ・オン・アース』『ファッション・アイ』で世界旅行
ラグジュアリーブランド、ルイ・ヴィトンによる、ファッションフォトグラファーが撮る都市のフォトブック『ファッション・アイ』の新刊が発売。同時に、今回フランスの写真家集団タンダンス・フルーが撮り下ろした、シティ・ガイドをベースとした写真集『シティーズ・オン・アース』が新たに出版された。海外渡航が難しいいま、ルイ・ヴィトンが切り取る都市の情景から旅に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
■松岡一哲インタヴュー「コロナ後開催“やさしいだけ”展で提示した目に見えない写真の表現」
2020年10月31日までタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催された、写真家・松岡一哲の個展「やさしいだけ」。展示のタイトルは、松岡の自己肯定という意味においての「やさしいだけ」でもあり、いまの世の中で「やさしいだけ」になって許容することがもっと大事にされてもいいという思いもあるという。息の詰まりそうな現代社会に生きる私たちにとって、もしかしたらそれはとても大切なことかも?希望を掬うような作品を生み出す松岡のインタヴューから、StayHome時間に「やさしい」とを、いま改めて考えてみてはいかがだろうか。
■栗野宏文の「わたしの1冊」-ダイアン・アーバス『Revelations』-
ユナイテッドアローズ創業メンバーで、現在上級顧問としてクリエイティブ・ディレクションを担う栗野宏文さん。目利きの彼が選んでくれた一冊は、ダイアン・アーバスの『Revelations』だ。今年はコロナ禍により、移動は制限され人の身体性が奪われた一年となったが、アウトサイダーを撮ったアーバスの作品からは、身体性を考えさせられる。いまこそ評価されるべき写真家であるダイアン・アーバスの魅力に迫る。
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。