コロナ禍を経て、今年ついに浅間国際フォトフェスティバルが戻ってきた。浅間山の麓、豊かな自然に囲まれた御代田町にある衣食住と多様な写真表現を楽しむ複合施設「MMoP(モップ)」には、この2年の間にレストランやショップもオープンし、滞在を楽しめる空間に生まれ変わっている。
そのMMoPを会場として、7月16日(土)~9月4日(日)までフィジカルなフォトフェスティバル「PHOTO MIYOTA」が開催されると同時に、今年は仮想空間に広がるバーチャルフォトフェスティバル「PHOTO ALT(フォトオルト)」も用意され、リアル、アンリアルの2つのフェスティバル開催となる。
参加作家は、日本を代表する写真家である石内都や人気の高いヴィヴィアン・サッセンのほか、ウクライナに生きる人々を写したイェレナ・ヤムチュク、大人も子供も楽しめるユニークなインスタレーション作品で知られるエリック・ケッセルスなど。木村伊兵衛賞を受賞した吉田志穂は浅間山を撮り下ろした新作を展示。
【参加作家(予定)】
細倉真弓/石内都/キム・ジンヒ/グレゴリー・エディ・ジョーンズ/エリック・ケッセルズ/木村和平/小林健太/ピクシー・リャオ/トーマス・マイランダー/水谷吉法/森山大道/野村佐紀子/大杉隼平/ロバート・ザオ・レンフイ/ヴィヴィアン・サッセン /沢渡朔/ロレンツォ・ヴィットゥーリ/イェレナ・ヤムチュク/吉田志穂
メインスポンサーのグッチがポートレイト写真の特別展示を
また、グッチがメインスポンサーとして開催をサポート。『IMA』のディレクションによる「Portrait of New Gentlemen」と題し、木村和平、小林健太、沢渡朔、野村佐紀子、細倉真弓、水谷吉法、森山大道ら7名の作家が、井浦新(俳優)、石上純也(建築家)、金子ノブアキ(ミュージシャン/俳優)、久住有生(左官職人)、志尊淳(俳優)、森岡督行(森岡書店代表)、吉田修一(作家)ら現代のジェントルマン7名を撮りおろした作品を展示。
ライカは大杉隼平による心に沁みる旅の作品展示を
オフィシャル協賛社のひとつとして、ライカカメラジャパンも参加。ヴィンテージのスクールバスを会場として、写真家・大杉隼平が旅先でとらえた作品群を展示する。
タイトル | 「ライカ×大杉隼平 ワークショップ」 |
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日時 | 2022年7月23日(土)、24日(日) |
会場 | メイン会場「御代田写真美術館」|MMoP(モップ)内 (集合場所および詳細は参加者に別途連絡) |
時間 | 各日14:00~15:20(約80分) |
定員 | 各日先着15名(事前申込制/定員に達し次第締め切り) |
概要 | (1)大杉隼平トークショー(約40分) |
参加費 | 無料 |
URL | ・7月23日(土)14:00~15:20 ・7月24日(日)14:00~15:20 |
今年は新たな試みとして仮想空間「amana virtual museum」を会場としたバーチャルフォトフェスティバル「PHOTO ALT(フォトオルト)」が同時開催。
「amana virtual museum」はバーチャルならではの自由度を生かし、自在に拡張する空間体験を提供する。空間設計は、建築家の谷尻誠氏。建築CGから動画化したメタバース空間には、国内外で活躍するアーティストたちの作品が展示され、バーチャル上でこれまでにないスムーズな鑑賞が楽しめる。気になる作品の詳細を知りたいときにはアーティスト別のギャラリー空間に移動したり、解説を読んだり、インタヴュー動画を閲覧したりと、インタラクティブな写真体験が楽しめるつくりになっている。
▼Outside area
顧剣亨、水谷吉法、岡田舞子、武村今日子、矢島陽介、余宮飛翔
▼Inside area
遠藤文香、金田剛、川谷光平、木村和平、平本成海、溝渕亜依、中村健太、中野泰輔、鈴木萌、System of Culture、やまもとひさよ
*現在はプレ開催として、株式会社アマナが保有するthe amana collectionの作品を展示中
タイトル | 「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA」 |
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会期 | 2022年7月16日(土)~9月4日(日) |
会場 | メイン会場「御代田写真美術館」|MMoP(モップ)周辺(〒389-0207 長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1794-1) |
時間 | 10:00~17:00(屋内展示は最終入場16:30まで) |
定休日 | 水曜(8月10日を除く) |
入場料 | 一部有料 |
タイトル | 「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO ALT」 |
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会期 | 2022年4月27日(水)~9月4日(日) |
URL |