04 February 2022

第46回「木村伊兵衛写真賞」ノミネート作家が決定

04 February 2022

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選考会場には、写真関係者の方々の推薦を受けた候補者の作品がずらりと並ぶ

選考会場には、写真関係者の方々の推薦を受けた候補者の作品がずらりと並ぶ

写真家の故木村伊兵衛の業績を記念し、1975年に創設された木村伊兵衛写真賞は今年度で第46回を迎えた。このほど一次選考会が開かれ、ノミネート作家と作品が決定。各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象としている。

今回は新型コロナウイルスの蔓延に伴い、2020年発表の作品を対象とする第46回の選考を延期し、2021年発表分の作品と合わせて選考することが決定。写真関係者へのアンケートにより候補者を推薦し、選考委員である写真家・大西みつぐ、長島有里枝、澤田知子、小説家・平野啓一郎が評議を重ね、その結果、5名の作家とその作品がノミネートされた。

ノミネート作家・作品は下記5名、ページ下部には各作家の関連記事も併せて紹介。

顧剣亨
写真展「A PART OF THERE IS HERE」2021年3月9日~4月10日(YUKIKOMIZUTANI)
*シリーズ名「Cityscape」

西野壮平
写真展「水のかたち」2020年6月21日~8月16日(rin art association)
写真展「東海道」2021年9月1日~9月13日(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY)
写真展「写真家はどこから来てどこへ向かうのか —世界を歩き、地球を変換する写真」2021年10月12日~11月20日(Gallery FOREST)
写真展「New Horizon」2021年10月22日~11月20日(Each Modern)

・福島あつし
写真集『ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ』2021年8月(青幻舎)
写真展「ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ」2021年8月10日~9月25日(IG Photo Gallery)
写真展「KYOTOGRAPHIE2020『弁当 is Ready』」2020年9月19日~10月18日(伊藤佑 町家)

山元彩香
写真展「We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers」2021年10月16日~11月13日(タカ・イシイギャラリーフォトグラフィー/フィルム)
グループ展「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家vol.18」2021年11月6日~2022年1月23日(東京都写真美術館)
写真集『We are Made of Grass, Soil, Trees, and Flowers』2021年11月(T&M projects)

・吉田志穂
写真集『測量|山』2021年11月(T&M Projects)
写真展「測量|山」/「砂の下の鯨」2021年11月12日~11月28日(NADiff Gallery)
写真展「余白の計画」「TOTAS-Emerging2020」 2020年5月16日~6月21日(トーキョーアーツアンドスペース本郷)
グループ展「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」2021年1月23日~2月14日(横浜市民ギャラリーあざみ野)
グループ展「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家vol.18」2021年11月6日~2022年1月23日(東京都写真美術館)

▼顧剣亨

顧剣亨インタヴュー

顧剣亨インタヴュー「時間と空間の編み物、ゆっくりと燃焼するような写真」

▼西野壮平

© 西野壮平

西野壮平+GOTO AKI「写真家はどこから来てどこへ向かうのか 〜世界を歩き、地球を変換する写真〜」展 © 西野壮平

▼福島あつし

© Atsushi Fukushima

KYOTOGRAPHIE 2020レヴュー「『VISION』の見えない時代、それでも歩いていくために」© Atsushi Fukushima

▼山元彩香

山元彩香インタヴュー「人間同士の理解し合えなさと、うつわとしての人間に向き合う」

山元彩香インタヴュー「人間同士の理解し合えなさと、うつわとしての人間に向き合う」

▼吉田志穂

© Shiho Yoshida, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

吉田志穂個展「測量|山」/「砂の下の鯨」© Shiho Yoshida, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

受賞者は、このあとの二次選考会を経て、3月中旬の朝日新聞および朝日新聞出版ニュースサイト「AERA dot.」にて発表される。

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